コンパクトな隅切二段重で初めてのおせち作りに挑戦!
手作りおせちに挑戦!
お重のページでも語っているのでさらさら〜っと説明すると、ずっと手作りおせちに憧れがあったけどなかなか踏み出せず。
そんなときにコンパクトで大変好みのお重、隅切二段重と出逢い、「このサイズならできるかもしれない!」と挑戦してみたのです。
そもそもおせちを食べる習慣すらなかったので、まずは何が入っているのか調べるところからスタート。
こだわるとキリがないので、そこまで高級食材は使わず・1日で作れる・スーパーで手に入るもの、かつ自分が数日間食べても飽きない料理を選び、今回は13品を詰めることに。
これならできそう・厳しそう、がなるべくリアルに想像できるよう、作ってみた感想などを織り交ぜながら料理の紹介をしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
詰めた料理のご紹介
とにかくたくさんの種類の野菜を切るのが面倒(根菜が多いのもネック)ですが、その分彩りが豊かに仕上がるので、一段まるまる詰めても豪華に見えるのはいいところ。
野菜ごとに別々の鍋でつくる、という最高難易度の「お煮しめ」にする方もいるだとか。
材料自体はシンプルだけど野菜を茹でる・巻いた肉を炒める・さらに煮る、と違う調理法が必要なのがちょっと大変。
金時人参を使うとより彩りが豊かに。今回はなぜかごぼうを忘れたので正確には八幡巻きとは呼べないかも…。
ニシンや鯖の場合骨抜きがちょっと面倒。早煮昆布と鮭を使うと手間度-1に。
味自体は魚と出汁の旨味爆発!という感じで、レギュラーおかずに仲間入りするほど好みでした。
乾煎りして味をつけるだけなのでちょっとした空き時間に作れました。
今回は胡桃を砕いて一緒に乾煎りしましたが、相性抜群だったのでお試しあれ。
押し洗いをしない・粉末だしが付属したものを使う、のであればもっと楽に作れます。
今回は手に入りませんでしたが、旭松さんの寿と印字された高野豆腐がおめでたい&かわいいので おすすめです!
下処理がちょっと面倒ですが、そこさえ超えてしまえば意外と簡単なうま煮。
煮る時間はささっと。煮るときではなく、冷ますときに味を滲みさせるのがポイントです。
オーブンを使うだけでちょっとハードルが上がるのは私だけでしょうか。
具材自体はシンプルなのと調理工程もそう多くないので、やってみると意外と楽ですが 作る前にちょっと面倒だなと思ってしまう不思議な一品です。
工程自体は簡単ですが 塩抜きに半日ほどかかかるのと、量が多いと皮を剥ぐのがちょっと大変ですよね。
味付けのものを使えば手間度は0です。
はんぺん・フードプロセッサー・巻き簾さえ揃っていればお手軽に作れる料理。(魚のすり身から作る方は大変かも…。)
適当に作ってもちゃんと「伊達巻き!」に仕上がるので、ちょっと感動しました。
普段作っている方も多いのではないでしょうか。
ゆず皮をちらすか、くりぬいた中に入れると香りも非常によく仕上がります。
今回は市販に頼ってしまったので手間0ですが、1から作るとなると最高難易度になる黒豆。
煮る際に家事問屋のてつまろを入れると 黒々とした美しい豆ができると知ったので、次回はチャレンジしたいと思います!
ただ切るだけでも十分なのがありがたい食材。今回は市松とねじり(手綱)の2種類をつくってみましたが、どちらも簡単なのでぜひ!
次回は最難易度の松と王冠にチャレンジしてみたいと思います。
実は手作りするまでさつまいもが入ってることすら知らなかったのです…。
裏漉ししたり、時間をかけて練ったりと、今回作った中では最も大変でしたが 自作の旨さに感動したので、絶対次も作ります。
すり胡麻ではなく、普通の胡麻を乾煎りしてから擦ると美味しさアップ!
出来立てよりも、半日くらい置いた方が味が馴染みます。
手作りおせちに挑戦!
各料理が出来上がったらお待ちかね、盛り付けです。
色の寂しさは100均一でも売っているカラーカップや、装飾のついた爪楊枝、謎の葉っぱでカバー。
煮物は飾り切りが手間にくるように。なるべく隙間は作らずぎゅうぎゅうに。
そこら辺を意識して詰めると、素人でもそれっぽくなったような気がします。
最後に…。
そして出来上がったのがこちら。
白と濃藍に入っているものはほとんど同じおかずですが、盛り付け方と重箱の色によって結構雰囲気が変わりますよね。
自作おせちのいいところは、何でも好きなものを詰められること。
今回ご紹介したおかず以外にも、鯛の塩焼き・鰤の照り焼き・酢れんこん・くわい・煮蛤・錦卵(錦玉子)など、おせちの定番料理は20種類以上あると言われています。
ローストビーフや鶏ハム、鴨ロースやガーリックシュリンプなど洋食っぽくアレンジする方も。
もし少しでも挑戦したみたい!という方はまずは市販のおかずを詰めるところからでも、作る楽しさは十分に味わえると思います。
私にとっての隅切二段重のように、このコンテンツが誰かのおせち作りに挑戦するきっかけになったらこのうえなく嬉しいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
良いお年をお過ごしください!