色絵とはご覧の通り、古典文様が描かれた磁器ですが、よく見るとモダンな動物たちが共に描かれています。

古くから縁起の良いとされる文様と、現代多くの人に愛される動物たちを掛け合わせたデザインは、マルヒロさんの遊び心が満載です。

かわいい動物たちは全部で５種類。それぞれ元の図案にいる動物たちの姿はありません。

分かりやすいものでいうと、コンゴウインコでしょうか。

松竹梅に小鳥が乗っている「花鳥文」という図案が元になっていますが、コンゴウインコになることで鳥の存在感が増し、黒く大きなくちばしが絵的にもよく映えます。

個人的に一番好きなパグの元の図案は「鹿紅葉文」。

本来であれば躍動感あふれる鹿が器全体を全体をクールに締めていますが、パグになるだけで、こんなにも楽しそうかつ全体がかわいく思えるのですから不思議ですよね。

ちなみに一番好きな理由としては、昔家にいたパグがよく脱走して、家の目の前の田んぼで全く同じ笑顔で歩いていたからです。

今はもう会えませんが、この満面の笑みのパグを見るたびに記憶が蘇り、気持ちがほんわかするのでお気に入りなのです。

これらの柄は釉薬をかけた器にシール(転写)を貼って焼き付ける波佐見焼の技法のひとつ「上絵転写」を用いられており、繊細かつ鮮やかな色を表現できます。

しかしタワシや研磨剤など荒いもので擦ったり、食洗機などで使用するとシールの一部が剥がれてしまったり、薄くなってしまう恐れがあるため、柔らかいスポンジでやさしく洗ってあげてください。

電子レンジは問題ありません。

手のひらサイズの小皿は、盛り面いっぱいに彩り豊かなイラストが描かれています。

そのため醤油やソースなどの液体であったり、ほんの僅かな薬味を乗せても寂しさを感じることはありません。

パッと目を引く煌びやかな小皿ではありますが、そこまで派手すぎる印象はなく、無地はもちろん柄物の器とも合います。

普段使いにはちょっと気を張ってしまいそうになる色絵ですが、磁器特有の薄さと軽さはかなり使い勝手が良く、しまい込むにはもったいないのです。

良いものは使ってこそ！
「とりあえず」で出せるよう食器棚の手前に置いておくのも一つの手です。

小皿もそば猪口も、どちらも専用の小箱に入っています。

包装ラッピングにも対応しておりますので、おめでたい席はもちろん、同じ動物を飼っている方への贈り物にもおすすめです。