水面に広がる波紋のように、繊細な模様が重なり合う「ヒップシリーズ」。

一見、偶然の産物のような美しい凹凸模様は、実はスピン製法という機械加工によって生まれたもの。

ガラスが高速回転しながら成形される中で、表面に刻まれるわずかな揺らぎ。

それは光を複雑に反射し、見る角度や盛り付ける食材によって様々な表情を見せてくれます。

そんなヒップシリーズならではの特徴を持ちながら、ガラス本来の透明感を活かした色彩の表現力も魅力のひとつ。

トマトの鮮やかな赤、ほうれん草の瑞々しい緑、レモンの爽やかな黄色など、素材本来の色合いを一段と引き立ててくれます。

また、器越しに食卓の色が透けることで、全体の雰囲気が自然と調和するため、陶器や木製の器と合わせても浮きません。

よく「涼やか」と表現されるガラスの器ですが、ヒップが感じさせる涼しさには決して”冷たさ”は感じません。

光の加減や料理の色を優しく受け止めつつ、その場にそっと馴染むような穏やかさを感じるのです。

ヒップは カクテルプレート・リムプレート、サラダボウルの三種類。

リムプレートは広めの縁が特徴的。

中央に料理を盛るだけで自然と収まりがよく、特別な料理や盛り付けをせずとも絵になります。

サラダボウルは12.5cm、14cmのどちらも前菜からデザートまで幅広く使える、使い勝手の良いサイズ感。

プレートより厚みを持たせた設計で、ヨーグルトやアイス、かき氷などの冷たいデザートにも最適です。

一見難しそうに見えるカクテルプレートも、くぼみを活かした盛り付けで料理の魅力を引き出せる優れもの。

陶磁器だと取り入れにくい形状でも、ガラスだと食卓に自然と溶け込みます。