日々の台所を支える、
頼れる保存容器。
野田琺瑯は、70年以上にわたり琺瑯製品を作り続けてきた老舗ブランド。
どの製品にも、長く使い続けるための工夫と職人の手仕事による丁寧さが詰まっています。
中でも人気の「ホワイトシリーズ」は、無駄のないシンプルなデザインと、白い琺瑯が持つ清潔感が特徴です。
その「レクタングル深型」は、保存容器としての使い勝手の良さから、一度使うと手放せなくなると多くの方に愛されています。
余ったスープや煮物、作り置きのおかず、茹でた野菜…。
ただ保存するだけではなく、その先の「どう使うか」まで考えられているのが、この容器のすごいところなんです。
お肉や野菜などに調味料を加えてそのまま保存し、食べたいときにそのまま火にかけたり、オーブンで焼いて食卓へ。
そのままテーブルに出しても美しいデザインなので、器に移し替える手間がありません。
一つの容器で、下ごしらえから保存、調理、そして盛り付けまで完結するので、余計な洗い物も減り、日々の家事を少しだけ楽にしてくれます。
琺瑯は、表面がガラス質であるため、電子レンジでの使用はできません。
ですが、色移りや匂い移りをまったく心配しなくていい快適さは、使えば使うほどそのありがたみが増してくるのです。
丈夫で傷がつきにくい琺瑯容器は、酸や塩分の強い料理もお任せあれ。
味噌漬けやピクルス、マリネなどの保存にも安心して使え、揚げたての唐揚げや熱々の煮物も、作ったそばからそのまま受け止めてくれます。
調理後に粗熱をとる必要がないから、すぐにフライパンや鍋を洗えるというのも、使っていくうちにわかった嬉しいポイントです。
サイズと蓋の種類で
選べる柔軟さ。
サイズはS(W15.4×D10.3×H5.7cm/容量500ml)、M(W18.3×D12.5×H6.2cm/容量850ml)、L(W22.8×D15.5×H6.8cm/容量1.5L)の三種類。
Sサイズは市販のバター(200g)もちょうど入るサイズなので、バターケースとしても使えます。
Lサイズはお菓子作りの本でよく見かける「ホーローバット」と縦横がほぼ同じ。
実際に、今回“ホーローバットで作るバターを使わないお菓子”という本を参考にケーキを作ってみましたが、全く問題はなく、焼き上がりもきれいに仕上がりました。
用途に合わせて選べる蓋はシール蓋・琺瑯蓋・密封蓋の三種類。
色・匂い移りが気になる方は、容器に合わせて蓋も琺瑯にするのがおすすめです。
容器と一緒に食器用洗浄機・乾燥機もお使いいただけます。
しっかり嵌め込むというよりは、載せるといったイメージなので、傾けるとストンと外れてしまう点だけ注意が必要です。
シール蓋は簡単に開け閉めできるので、頻繁に使う食材の保存や、数日で食べ切ってしまうおかずに。
色移りしそうなものに使う際は、蓋と琺瑯の間にラップを挟むのがおすすめです。
密封蓋は蓋の中央を押すだけで、密封状態を作り出してくれます。
スープや煮物など汁気のあるものを保存する際に使うと、冷蔵庫に出し入れする際の緊張感から解放されるのも魅力のひとつ。
生野菜やフルーツなどを入れると、密封性のすごさがよくわかります。
手仕事ならではの
跡や筋がございます。
野田琺瑯は手仕事により釉薬を施しているため、釉薬の濃淡や黒い筋、点がよく見られます。
また、金具で吊って焼成するので縁の裏側にはその焼き跡もあります。
どちらも不良品ではなく、製造工程上避けられないものなので、あらかじめご留意ください。
テキスト:Moe Kuriyama(
@moe__meshi_)
写 真 :Yuto Tenjin
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