シリーズ名の通り、毎日使って欲しいという意味が込められたエブリデイの汁椀。汁椀は木の器と思い込んでいたわたしは陶器の汁椀という選択肢を前にして少しムムっとなりましが、マットな質感でぽってりとしたリムの口あたりがやさしく、悪くないどころかかなりいい感じ。

食卓に並ぶ他のお皿も陶器が多いので、木製のものよりも統一感があります。

心配していた熱伝導ですが、普段通りの温度（おそらく85℃くらい）でよそっても、熱くて持てないなんてことはありません。

一見使いづらそうに思えてしまうアイスブルーですが意外にも和洋中のどれにも合う優秀なカラー。ポタージュやミネストローネなど色彩豊かな野菜スープとも相性が良いです。

ふっくらとした丸みのあるボディは木のお椀でもよく見る形ですが、特筆すべき点はこの陶器ならではの色味。一般的な汁椀の色に近いブラウンでさえも釉薬の濃淡による表情の違いを楽しめます。

シンプルな白も磁器の無機質な雰囲気とは異なり、縁周りや釉薬の薄い箇所に見られるぼんやりとした彩度の違いが全体的に柔らかさを醸し出しています。