シキとサイをはじめてすぐ、取り扱いたかったエプロン。

ですがなかなかこれ！というものに巡り会えず、長い時間が経ってしまいました。

エプロンの売っているお店があれば入り、その場で試着、もしくは家で着てみたり。
オンラインショップで人気のあるものも色々と試したり。

そうして10ヶ月以上の時が経ち、この度 ようやく理想を詰め込んだエプロンが完成したのです！

まず、素材はリネン(麻)が半分以上を占めているもの。

リネンとは 吸水性が抜群で、丈夫で、触るとサラッとしている素材のこと。

中が空洞のため、夏は熱を逃し、冬は体温を保温してくれたりと一年を通して使える万能な生地でもあります。

ですが100%になると、使い初めのぱりぱり感が強すぎたり、洗濯した時のシワや縮みが気になってしまったりと、毎日使うには気になる点が多いと個人的には思うのです。

コットン45%、リネン55%という配合は、リネンの伸び縮みのし易さ・コットンの吸水性や耐久性を互いにカバー。

使い続けた感想としては、優れた速乾性や、使うほどくたっと手に馴染んでいく感覚がしっかりあることから、リネンを強く感じます。

洗濯機で手軽にお洗濯できますが、漂白剤や蛍光増泊剤は、変色および生地を傷める原因となるので、控えてください。

生地の次に譲れなかったポイントは、首・肩周りに負担がかからないもの。

首で結ぶものや、肩紐が細いタイプはどうしても首周りや肩が凝ってしまい、余計なストレスがかかってしまうのです。

もしかしたら自分だけではと思っていましたが、今回撮影モデルを手伝ってくれた 社長の奥さん(スタッフ西山)も大いに同意してくれたので、きっと他にもいらっしゃるかと思います。

そういった方でも全くストレスを感じないように、肩紐が太く、かつ腰あたりで結ぶか、サッと被れるものを。

毎日何時間着続けていても疲れないものが良かったので、今回のサッと被れるギャザータイプと、前で縛れるサイドベルトタイプは理想通りです。

長く着れるストレスフリーなエプロンは、そもそも”おしゃれ”なデザインが大前提。

エプロンぽさはありながら、突然の来客や宅配の方が来てもそのまま出られるような形が欲しかったので、どちらもパーフェクトです。

ふわっとしたフレアがかわいらしいギャザータイプは、リネン特有のくたっとした生地との相性が抜群。

後ろから見た時のシルエットは、背中部分が大きく空いているためか意外にもクールな印象を与えます。

ポケットはウエストの両サイドにあり、ふきんなどちょっと大きなものも入ります。

総丈は少し長めですが、スカートにゆとりがあるぶん動きづらいと感じることはありません。

サイドベルトタイプは、かわいすぎず、中にどんな服を着ていてもカッコよく着こなせる万能なシルエット。

着物のように左右を重ねて着るタイプだからなのか、２箇所の紐を縛る際はちょっと背筋が伸びるような気持ちになります。