朝食をはじめとした毎日の食卓で使って欲しいというイメージから生まれた稲穂。

ワンシリーズで一食が完結できるよう、飯碗・汁椀・プレートが揃っています。

飯碗と汁椀はふっくらとしたボディですが、高台にかけてきゅっとすぼまれており、これがちょっと引きでみたときめちゃくちゃカッコいいのです。

表面の削ぎはツイストしたラインと、所々にある鉄粉（土に含まれる鉄分が 焼成時表面に現れた黒い点）は、風にそよぐ稲穂のよう。

ちなみにこの削ぎ。飯碗と汁椀とで削ぎの模様が異なるのもこだわりポイントだそうです。

個人的には飯碗のデザインが大変好みで…。
すでにたくさんのお茶碗が自宅にあるので、これ以上は増やさないぞと誓ったばかりにも関わらず…もう破ろうとしています。

飯碗の大平は4寸ほどで、いたってふつうのお茶碗サイズ。

小平はかなり小ぶりで、しゃもじですくった一杯分のご飯が収まるサイズ感なので、普段それくらいがちょうどいいという少食の方におすすめです。

汁椀はサイズ的には飯碗の大平と同じくらい。

口元に削ぎが当たらないようなデザインにするだけではなく、厚さが伝わりにくいように高台が厚めになっていたりと 汁ものをいれる器としての工夫が凝らされています。

とはいえこっちを飯碗として使う分には全く問題なさそうなので、お茶碗としてこっちのデザインが気に入った！なんて方がいたらそれはそれでとっても良いと思います。

プレートは一般的に「使いやすい」と言われている21cm（7寸）よりも一回り小さい18cm（6寸）ですが、朝食ワンプレートとして使う場合や、他におかずがある日のメインおかずを盛るにはジャストサイズだと思うんです。

ワンプレートとして使うのなら、お弁当箱のようにぎゅうぎゅうに。

品を載せるなら余白を活かして中央にこんもりと。を意識するとより美味しそうに見える気がします。

カラーはそれぞれぽってり感を強調してくれる白、ほのかに光沢感があり上品に魅せてくれる黒、それと焦げ感や釉薬の垂れや濃淡の目立つ黄瀬戸の3色があります。

黄瀬戸は飯碗・汁椀だとそこまで個体差が気になりませんが、プレートになると結構な存在感が。

写真の左右どちらが来ても嬉しい！というかたにおすすめなちょっとクセのあるカラーです。