ぽってりとしたフォルムに、職人さんの手の跡を感じるちょこんした耳が特徴的なオレイユ。 側面を見ると外側に向けて丸みがあるのですがこれは見た目のためでなく、中に入れたものをこぼれにくくするための配慮だそう。

オーブン・直火に対応しているのでグラタンやアヒージョなんかにも。

我が家ではカレーが余った翌日に出すドリアは大体これにのっています。ルーがそうたくさん余ることがないのでサイズ的にちょうどいいのと、前日に具材さえ入れておけば、余計な洗い物も増やさず食べたいときに温めるだけでオーケーという手軽さ。カレードリア用の器に求める条件を満たしすぎています。

受け皿が同色でも全く違う色合いのお皿でもしっくりくるのは、オレイユのかわいいながらも主張しすぎない素朴さのおかげ。

ちょっとしたおつまみにオレイユを使うのも良いんです。ちなみに写真はわたしがサイゼリヤで一番美味しいサイドメニューだと思っている「柔らか青豆の温サラダ」を再現したもの。これ、ほんと無限に食べられます。

色はクリームとこげ茶の２色。どちらも粒子の荒い土を使用しているため、表面を見ると凹凸やピンホールという小さな穴がありますが、これが素朴な印象を与えているのかも。 クリームはこげ茶よりも釉薬の厚みのムラが目立つためか、よりぽってり感を醸し出している気がします。

一方こげ茶は元々赤土で作られているそうで、底面の赤がちらりと見えるのがなんともかわいいのです。